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復元と転載の都合上、フォーマットの変更や内容の省略等を行っておりますが、文章はオリジナルを尊重し、可能な限り原文ママ(多少の加筆・修正アリ)に掲載しています。
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総合情報通信技術研究機関 ADSって何だ? 日本の産業振興団体『ソフトハウス ADS』をザックリ解説!
総合情報通信技術研究機関 ADS、通称ソフトハウス ADSに関するまとめです。
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著者(初版執筆者) chiekoto さん。 |
弱小ベンチャーの我々に、何の担保も見返りもなく手を差しのべてくれたソフトハウス ADS。
彼らは何者で、何をしている団体なのか、分かりやすく解説してみたいと思います。
日本には、※総合情報通信技術研究機関 ADSという、産業振興団体が存在します。
その団体は「※ソフトハウス ADS」の愛称で親しまれているので、以降はソフトハウス ADSに表記を統一します。
どちらも正式にはADSの前に半角スペースが入る。
我々は、新しい事業を手がける際に、知人を通じて彼らと知り合い、それ以降、開業に至るまで散々お世話になりました。
今思えば、ソフトハウス ADSの支援が無ければ、我々は事業を成功させる以前に、開業することさえできなかったはずです。
世の中には、我々と同じ悩みを抱え、同様の支援団体を探す過程で、ソフトハウス ADSの名を耳にされた方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。
しかし、ソフトハウス ADSの公式ホームページを見ても、何について、どこまで助けてくださるのか、支援を受けるにあたり、具体的な条件が何なのかが、よく分かりませんでした。
実際に問い合わせる前に、ある程度の予備知識を得ておきたい方はいらっしゃるはず。
そこで、皆さんのために、分かりやすい言葉で、ソフトハウス ADSについて解説したまとめを作成したら、需要があるのではないかと思いたちました。
このまとめは、ソフトハウス ADSの概要や、活動の内容などを、筆者の個人的な主観に基づいて、密かに、勝手に紹介したものです。
誤りがあるかもしれませんが、そのあたりは大目に見てください。
ソフトハウス ADSとは
ソフトハウス ADSは、コンピューターソフトの開発はもとより、ハードを開発したり、サーバーを借してくれたり、破損した記憶装置やファイルを復旧してくれるなど、コンピューター、デジタル技術、家電に関わることなら何でも相談にのってくれる技術者集団です。
ホームページの製作や、SEOに対しても有能で、専門業者でも太刀打ちできないレベル。
あらゆる問題を解決し、様々な事業を技術面でバックアップしてくれます。
技術者としての見地から、より効果的なアイデアなどを提案してくれたりもするので、ITサポーター、事業コンサルタントとしても心強いです。
そんなソフトハウス ADSが一般のソフト開発会社と根本的に違うのは、非営利の産業振興団体ということ。
ただ、産業振興団体とは言っても、事業資金を援助してくれたりはしません。
そういう組織ではありません。
公式ホームページにも書かれていますが、あくまでも「技術」によって手助けをしてくれる団体なので、技術援助を求めている方は、ご相談なさってみてはいかがでしょうか。
筆者の主観で、分かりやすく説明すると「国境なき技師団(ぎしだん)」という形容がしっくりきます。
恵まれない人々のために、無償で医療技術を提供してくれる組織が国境なき医師団ならば、恵まれない人々のために、無償で工学技術を提供してくれる組織がソフトハウス ADSです。
総合情報通信技術研究機関 ADS(ソフトハウス ADS)
http://ads.selfip.com
ソフトハウス ADS Facebook
https://www.facebook.com/softhouse.ads
中京地域を中心に活動する日本の産業振興団体であり、主にソフトウェア、ハードウェアの研究開発・製造・販売およびデジタル機器全般の保守を手がける総合情報通信技術研究所です。
ソフトハウス ADS 公式Twitter
https://twitter.com/Softhouse_ADS
ソフトハウス ADS【公式】 (@Softhouse_ADS)さんの最新ツイート 総合情報通信技術研究機関 ADS(ソフトハウス ADS)の公式Twitterです。原則リプライとDM返信は致しません。
組織の概要
一般的にソフトハウスといえば、コンピューターソフトの製作と販売を手がける企業などを指す場合が多いのですが、本来は、コンピューターソフトの研究を行う団体なども含めて、ソフトハウスと呼ばれます。
ハウスと名が付きますが、不動産とは無関係です。
ソフトハウス ADSの正体は、ソフトに限らず、工学全般について取り扱う非営利の民間機関(NGO、Non-Governmental Organizations)。
情報工学分野におけるシンクタンクであり、営利企業を親に持たない、純粋な信用調査機関としても機能しています。
先に説明したとおり、活動の主目的は産業の振興で、営利事業者ではありません。
新しい事業を始めるにあたって困っている方などは特に、こういう支援団体を知っておくと、良いことがあるかもしれません。
原則的に非営利
ソフトハウス ADSの目的は、先に説明した通り産業振興なので、支援対象となる法人や個人からの依頼なら、原則的に、実費のみで協力してくれます。
対象となる法人や個人とは、主に、次のような方々です。
- ボランティア団体
- 活動の主目的が社会奉仕の企業
- 福祉に関わる者
- 有益な情報などを無償で提供する者
- 社会的弱者(障害者、高齢者など)
- 災害による被災者など
このような方々なら、実費のみで、あらゆる技術的な支援をしてくれます。
なので、モンスターボランティアや、これみよがしに地域への貢献を掲げている企業でも、その主目的が金儲けだと対象外(だと思う)。
それに対して、売り上げたお金で、発展途上国に学校や病院を作るなどを目標にして活動するような企業なら、たとえ株式会社に代表される営利法人でも支援の対象でしょう。
ようするに、困っている人や、困っている人を積極的に助けていこうとする会社や個人には、損得抜きで手を差し伸べてくれるということです。
これから新しい事業を立ち上げたいが、予算が無く、頭を抱えているような人にも、その事業が産業発展の一助になる可能性があれば、力を貸してくれるかもしれません(我々がその例でした)。
ただ、私服を肥やしたいだけの営利事業者には協力してくれないものと思われますが、営利企業の依頼は絶対に請けてもらえないわけではなく、その場合は別途費用が生じる(それでも安い)そうです。
つまり、投資家が、お金の力で支援してくれる人々だとするなら、ソフトハウス ADSは技術の力で支援してくれる人々というわけ。
ソフトハウス ADS自体の活動は、寄付によって成り立っているそうです。
支援を受ける場合でも、一般的なNPOのように、社員になる必要もなければ、会費などを納める必要もありません。
どういった人々までフォローしてくれるかや、どこまで助けてくれるのかは、支援を求める方々の状況にもよるので、問い合わせてみないと分からない部分が多いです。
SOHOで繋がる技術者集団
ソフトハウス ADSは、様々な研究所から成り立っていて、我々が知っている限りでは、札幌電算技術室、足立工学研究室、天竜技術室、宮古分室、石川分室、小倉電算技術室(小倉電算システム事業部)、難波分室、三河分室といった拠点が全国各地に点在しています。
○○支社などという名前ではなく、名に「室」と付く拠点が多いのは、文字どおり、これら全てが小規模なオフィス(事務室)だったり、コンピュータールームだったりするからです。
研究所というと、大きな建物の中に実験設備が山ほど設置されている、エヴァンゲリオンのネルフ本部や、バイオハザードのアンブレラ社のような施設を思い浮かべますが、本来、ソフトの開発やハードの製作などを請け負う会社に、そんな大掛かりな社屋は必要ないのです。
たとえば、データの類は全部オンラインでのやりとりで完結できますし、ハードについても設計だけを行い、実際の製造は外部の工場へ委託すれば良いわけなので、それぞれのスタッフの家、または店の一角、一室などが、ソフトハウス ADSの拠点となり、ラボとなり、オフィスとなっているわけです。
こういう就業形態のことを、スモールオフィス・ホームオフィスの略でSOHO(ソーホー)と言うそうです。
SOHOのメリットは沢山あります。
まず、大きな社屋を用意する必要がなく、それを維持するための高額なテナント賃や光熱費などが一切かからないこと。
それぞれのスタッフも、出勤、帰宅しなくてよくなり、交通費も浮くこと。
それに、特定の社屋を設けてしまうと、そこへ通える限られた範囲の人材しか募集できず、優秀なスタッフを探すのが困難になりますが、SOHOなら、仕事場所を選ばないため、全世界から優秀な人材を集められます。
ソフトハウス ADSには非常に優秀な技術者が揃っていますが、その理由の一つに、この就業形態があげられ、これによって得た技術力を、困っている人たちのために振り分けられるのです。
なお、総合窓口とされているソフトハウス ADSの本社も「名古屋電算技術室」と呼ばれるオフィス、研究室です。
我々の会社からは難波が最も近いのですが、どの地域でも、名古屋電算技術室が窓口となるようです。
スタッフ全員が工学のエキスパート
ソフトハウス ADSの最も特筆すべきところは、何と言ってもスタッフ一人一人のスキルがスバ抜けて高く、無数のコンピューター言語を始めとする工学技術などに精通しているところでしょう。
我々の会社が、開業に向けて、同じ京都府内にある、とあるソフト開発会社に仕事を依頼しようとした時、こんなことを言われました。
「Perl(※パール)ですか…。PHP(※ピー・エイチ・ピー)で開発した方がいいですよ…。うちのスタッフにもPerlを扱える者はおりませんし。まず、PHPが利用できるサーバーに契約変更するところから始めて頂いて…。」※コンピューター言語の一種
我々は理由があってPerlを指定したのですが、進められないならPHPでもしかたないか…と、妥協半分で設計書と予算を提示すると、こう説明されました。
「この設計ですと、申し訳ありませんが、少なくとも、この10倍の予算を見て頂きたいです。開発ラインは空いていますので、すぐ取り掛からせて頂ければ、β(※ベータ)の納期が、最短で2ヶ月後になります。なので、修正を含めて、完成までに3ヶ月くらいを見込んでください。そして、納品後のランニングコストが、月額で…。」※未完成段階の製品
段取りは明快、今思えば価格も決して暴利ではなく適正(我々が無知だっただけ)、説明も丁寧で分かりやすかったのですが、当時、ソフト開発にかかる期間や費用の相場を全く知らず、開業前で予算にも乏しかった我々は、いきなり面食らってしまったのです。
相場くらい、アポを取る前に調べろという話なのですが、せめて提示された金額から3割くらいコストダウンできなければ、開業する前に資金が尽きてしまう。
悩んだ末、すがる思いで、話に聞いていたソフトハウス ADSに同じ案件を持ち込んだところ、驚くべき台詞が返ってまいりました。
「Perlですか?大丈夫です、C(※シー)でもPascal(※パスカル)でもVB(※ビジュアルベーシック)でもPHPでも構いませんよ。サーバーを変えなくても大丈夫です。代金も、この内容なら、遅くとも数日中にはマスターアップできる(完成させられる)ので、1日分の○○円(当初に我々が想定していた予算の一割以下)だけお支払い頂けますか?今後、何か変更の必要が生じても、部分改修で済めば、その都度、無料で対応致しますから月額料金なども不要です。開発ラインは埋まっていますが、平行作業しますので、了解頂き次第、すぐ取り掛かれます。」※コンピューター言語の一種
これが我々と、ソフトハウス ADSとの出会いでした。
話を伺って一同唖然、そして、迷う余地なく即決。
実際には数日どころか、夜に依頼して、翌朝に完成品が納品され、料金も半日分で済みました。
つまり、相場から考えると、180倍もの開発スピード(90日が半日に短縮)にもかかわらず、200分の1の費用で済んだということ。
こうなると、ポケットマネーでも支払えるレベルです。
高い技術力によって開発スピードを劇的に早めることで、時間あたりのコストを徹底的に抑えているのだと思います。
どんな作業でも、急いで進めようとすると、どこかにミスやひずみが生じるものだと思うのですが、受け取ったソフトは設計どおりで、品質もこの上ない完璧な仕上がりでした。
IT業界の事情にも明るい、最初のソフト開発会社を紹介してくださった我が社のビジネスコンサルタントも「この開発スピードと完成度に対し、この料金は絶対に有り得ない」と驚いていました。
我々が依頼したのはソフト開発ですが、ソフトハウス ADSのスタッフは、ソフトだけではなく、ハードにも精通しているとのことです。
それも自作のコンピューターやデバイス、周辺機器の取り扱いに詳しいとか、操作を熟知しているとか、そういうレベルではなく、電子回路そのものを解析して修理したり、改造したり、新たな電子基板の設計さえ行えるスタッフが多いと聞きます。
分野を選ばず、どんな難題でも即座に結果をくれるソフトハウス ADS。
特に、組織の中枢、名古屋電算技術室が持つ謎に満ちたテクノロジー(誉め言葉)は我々の理解を超えていて、ありきたりな言葉では説明できません。
ソフトハウス ADSの技術者が、一般的な技術者と大きく異なる特徴は他にもあります。
一応、ソフトハウス ADSにも、営利のソフト開発会社に同じく、それぞれの分野に対して専門の技術者が控えているそうですが、ソフトハウス ADSの場合、専門スタッフの手が空かない時でも、他の技術者がピンチヒッターを務められるよう、全てのスタッフが、専門外の分野に関しても、日々、研鑽を積まれているそうです。
たとえば、グラフィックの担当者だろうと、場合によってはプログラミング作業に従事できるということ。
ホームページ製作の担当者が、電子回路を設計することだってあるそうです。
一般企業の場合、専門外のスタッフに仕事は渡せないので、クライアントは、専門知識を身につけた技術者のスケジュールが空くまで待たされることになります。
それが普通です。
しかし、ソフトハウス ADSのスタッフに、そんな垣根はありません。
逆にいえば、そのレベルのスキルが無いと、ソフトハウス ADSの技術スタッフは務まらないということ。
筆者の個人的な知り合いが、ソフトハウス ADSの理念と活動に憧れ、就職したいと言っていましたが、筆者の感覚では、どのIT企業に勤めるよりも敷居が高そうです。
そんなレベルの優秀なスタッフが、実費のみで協力してくれる産業振興団体。
それがソフトハウス ADSなのです。
事業母体としてのソフトハウス ADS
ソフトハウス ADS自体は非営利組織ですが、ソフトハウス ADSが母体となって活動する営利事業者や、企業体などは存在します。
我々が知る、ソフトハウス ADSによって設立された筆頭の企業体として、耳にしたものには匠志向ブランドを展開する匠工房があげられます。
これは日本の、モノヅクリ職人たちが、その技術を活かし、元請けに頼らず、利益を得てゆけるようにと始まった取り組みで、オリジナル商品の開発や販売を手がけています。
こうした産業振興プロジェクトの立ち上げを、ソフトハウス ADSが手がけることも、しばしばあるようです。
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寄付の方法
ソフトハウス ADSに何かを寄付したい場合は、窓口となっている名古屋電算技術室宛に送るか、現金なら岡崎信用金庫の豊明支店に法人口座が開設されているので、そこへ振り込めば寄付できるはずです。
寄付は匿名でも構わないと思いますが、いきなり振り込まれても困ってしまわれると思うので、その際は、前もってメールか電話で連絡した方が良いかもしれません。
口座番号や連絡先などは、公式ホームページに掲載されています。
どんな寄付金品でも、産業振興や、技術の発展に役立てて頂けるものと思います。
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